下水道事業

ライフラインを支える下水道事業

現在、地下埋設管の整備においては、工事による交通や地域住民の生活への影響を極小化する工法を用いることが重要な課題であり使命です。
日工建設では、いち早くこの点に注目し、1986年より埋設管更生工事の技術開発に取り組んできました。 都市の地下を縦横無尽に張り巡らされたライフラインを整備個所の状況に合わせて最適なメンテナンス工法で更生し続けていきます。

 

管路更生工事-非開削工事

EPR工法

EPR工法は、ガラス繊維に常温硬化性エポキシ樹脂を含浸させたライニング材を施工現場で硬化させることにより、老朽化した下水道管きょを非開削で補修・更生する技術です。
水中でも短時間で自然硬化する高性能樹脂を使用することにより、管路供用中の施工が可能です。EPR工法の豊富なバリエーションにより、小口径から大口径、部分補修から全面更生、取付管、マンホールまであらゆるニーズに対応します。

EX・ダンビー工法

EX工法
ダンビー工法
EX工法

塩ビ樹脂をベースとするEXパイプを、非開削で既設管内へ挿入し元の円形状にして圧着させることで、優れた強度と品質を備えた連続パイプを生み出す小口径更生方法です。

 

ダンビー工法

塩ビ製の帯状(ストリップ)を既設管の内側に密着させながら嵌合用接合部材(ジョイナー)を使ってスパイラル状に製管し、その隙間に高流動、高強度の充填材を注入。断面縮小を最小限に抑えた複合管を形成する大口径更生方法です。

パルテムSZ工法

パルテムSZ工法は、マンホールを利用して下水道管内にSZライナーを引き込み、空気と蒸気とでライナーを拡張・加熱して既設管の中に自立管を形成する工法です。管内に形成されたSZパイプは、優れた耐久性、耐薬品性を有しています。

クリアーフロー工法

クリアーフロー工法(施工前)
クリアーフロー工法(施工後)

矩形きょの更生工法で、高密度ポリエチレン製のライニング材背面に、直線部用及びハンチ部用補強鋼材を連結材により一体化したライニング材とセメント系充填材により複合管を築造する、大口径矩形きょ更生工法です。

管路更生工事-開削工事

下水道施設の老朽化により本管や取付管にひび割れや破損などの損傷が発生していきます。 この損傷個所から土などが下水道管内に入り込み下水道管の詰まりや道路陥没を起こす原因となります。
下水道管の補修工事では、そのような損傷した管を取り換えるとともに、その材料も陶管から衝撃に強い鉄筋コンクリート管や塩化ビニール管にします。

管路耐震化工事

ガリガリ君工法

ガリガリ君工法

専用の切削機により、マンホールの壁を管外周に沿って切削することで、マンホールと管の縁を切ります。切削した溝には土砂の流入を防止するバックアップ材、地下水の流入を防止するシーリング材を充填し、接続部の耐震化を行うものです。また、インバート部には、吸収ゴムブロックを設置することで、地震時に管がマンホール内に突き出しても、管口が破損することを防止します。

フロートレス工法

フロートレス工法

フロートレス工法は、専用の取付装置により「消散弁」を設置し、地震時に発生する過剰間隙水圧を瞬時に消散させ、マンホール周辺地盤の液状化現象を抑え、マンホールの浮上を抑制するものです。

その他工事・調査・清掃

エポ工法

エポ工法

エポ工法は、従来別々に行われていた4工程(切断・除去・復旧・養生)の複雑な作業を、-工程のシステムに合理化することによって、施工時間の短縮=早期交通開放・美しい施工仕上り・耐久性の向上を実現しました。

ツインドリル工法

ツインドリル工法

従来のステップ リプレイスメント技術を根本から見直し、安全性確保をテーマに研究開発された当協会独自の工法です。マンホールという、危険を伴う作業環境において抜群の機動性を発揮しマンホール内の、削孔時における粉塵も殆ど無く健康面からも安心して作業に取り組めます。小型で軽量設計は一人による作業を可能とし、その上操作も簡単なため作業効率もアップして工期短縮に大きく寄与します。

テレビカメラ調査

テレビカメラ調査

TVカメラを利用して、人の入ることのできない管径700以下の管路や酸素欠乏などの場所において、人に代わって管内の欠陥や異常箇所を調査、記録します。これは、整備、補修の計画資料の一つとなる調査です。

排水管清掃

排水管清掃

長年使用している管路は、堆積土砂、付着油脂類が多くあり、流量の減少、管路の浸食、臭気の発生原因となります。定期的な管路清掃は、こうした発生原因を予防する対策として、維持管理上でも重要なことであり、また、各種調査の前作業として管路内を的確に把握する役割を担っています。

Recruit未来への「道」を切り拓く

日工建設の事業には、高い志と「社会の為になる」という誇りを持ったチームが不可欠であると考えています。この考え方に賛同し、共に未来を切り開いていただける人材を求めています。